お金

2013年06月19日

【第8回】予算2000万円の建築計画が突然5000万円オーバーの話に

まったく……とんでもないことを言いだすものです。母は実家を壊して二世帯にするのでなければ、土地の使用許可を出さないという。

前にも書いた通り現在の土地の名義は母が半分、残りの半分を兄妹で3等分しています。そのためこの条件を飲めというのが母の言い分。

 

単純に考えて、2000万円の家が2棟で4000万円。そこに解体費用がかかります。

実はこの解体が曲者でして……。

 

父は実家を重量鉄骨3階建てにしました。まだ幼かった私にも「うちはな、鉄骨だから大きな地震が来たって大丈夫なんだぞ!」と自慢していました。

 

鉄骨の解体は木造とは比べ物にならない金額が必要に。

たまたま母の知人に解体屋さんがいたので聞いてみたところ、「現場を見ていないから超ざっくりした読みだよ」という前置きがついたうえで出てきた金額が1000万円!(←お友達値引き前)。ただし建物にアスベストが使われている場合、金額はさらに高くなると…。時代を考えれば間違いなくアスベストが使われている建物。ということは5000万円以上かかる。

 

5000万円といったら、山手線沿線に3LDKの新築マンション買えるし。そもそもそんな冒険しなくても2000万円ちょっとで中古マンションを買えばすむ話。

と言っても、母にすれば孫(息子はおまけ)と一緒に住むという夢のような話が舞い込んできたわけで、簡単に引き下がるわけがない。

「マンションを買うなんて、私は認めませんよ!!!」(←何をだ。マンションなら共有名義時のような許可はいらない)

 

僕が気にしたのは、親父の気持ち。

「この家(土地)は家族が戻ってくる場所だから、売らずに守りたい」

いつだか2人で飲んだ時、そんな話をしていました。

 

とはいえ、5000万円ものローンを組むことなんて難しい。どうしよう…。

 

そんな時です。ふと「賃貸くっつけたらどうかな」とひらめきました。

まるで「メロディが自然に上から降りてきた」というアーティストのような感じでです。

 

仮に1DK家賃9万~10万円の部屋を4つ作ったら月に40万円の収入。実家そばは4畳半一間をリフォームしたアパートが多いので少し広めの部屋は需要もあるはず。世間には一括借り上げという便利なものもあるというし。手数料を2割取られても30万円以上残る!

 

もちろん賃貸スペースを作る分予算も上がりますが、いろいろ調べてみることにしました。

 

 

☆今回の言葉☆

『解体』

更地に家を建てるだけなら話は早いのですが、古い建物を解体するとなると途端にややこしくなります。

解体では建物を壊す以外にも、養生、足場組み、廃棄物処理などさまざまなことが必要に。

検索上位に出てきたこのHPを見ると単純計算で坪単価4.5万円ほどかかるようですね。もちろん現場の状況により金額は大きく異なります。



takaman0123 at 20:13|PermalinkComments(0)

2013年05月01日

【第4回】遺言状~中身を具体的に書かないと遺されたものが困ります

21世紀になって間もない頃、父と私でこんな話をしたことがあります。

 

私「親父さあ、うちには遺産ってあるのか?」

父「この家以外、俺にそんなものがあるわけないだろう」

私「だろうなあ。家や土地は親兄弟できれいに分けられるものじゃないから、どうやって分配するのか親父のほうで考えておいてくれよ。親兄弟で喧嘩したくないからさ」

 

こんな会話を聞きつけた母は「親に対して死ぬ話をするとは何事だ!!」と私に激怒。

親父は息子から自分が死ねと言われたようで悲しんでいると。

そんなこと、言ってないんですけれど…。

 

近年は生前に遺言書を作成する人が増えていると聞きます。

骨肉の争いになるケースも多い遺産相続。キレイに割れる術がある、相続する人間が少数であるという場合以外は、自分の意思を示すためにも遺言と言う形できちんと遺産の分割方法を指示しておいたほうがいいかもしれませんね。

相続で揉めて身内が分解するのは、誰も望んでいないでしょうから。

 

数年後に父と飲む機会があり、そこで父から言われました。

父「お前から言われて俺もいろいろ考えてな。遺言書作ったわ」

私「そうか、よかったよかった。中身について聞くつもりはないけれど、そこに書いてある通りにするよ」

父「頼むぞ。父さんは家族みんなが仲良くいてくれることだけが望みだからな…」

 

さらに数年後、父は病に倒れ亡くなりました。あまりに突然の出来事で悲しむ暇もないほどでしたが、長く苦しまなかったのはよかったことだとも思っています。

 

喪中の慌ただしい日々がひと段落し、残った家族で相続の話が出ました。

父からの遺言もあるし、その通りにしよう。それが家族全員の意見です。

父からの遺言状を開けると…。

 

『この土地は家族が帰ってくる場所なので手放さないこと。父さんは家族が仲良く暮らしていくことが望みだ』

 

…………………えっ??

遺言ってこれだけ??

 

家族みんなが仲良く過ごしていくために意思を遺してほしいと頼んだら、本当に「仲良くしろ」という希望だけ遺した父。

 

呆れてしばらく誰も何も言えませんでしたが、税理士に頼んで土地を法定相続分で分割してもらい、共同名義で所有することになりました。

(母が1/2、残りを3人の子どもで1/3ずつ)

 

これが、のちのちの厄介事につながっていくのですが…。

 

 

 

☆今回の言葉☆

『遺言状』

死後の法律関係を定めるための最終意思表示。有効なものにするためには民法で定められた方式に則り作成しなくてはならない。方式はいくつかあるが、確実なのは公証役場で作ってもらう“公正証書遺言”でしょう。ちなみに私の父が作ったものはしいて言うなら“自筆証書遺言”にあたるでしょうが、どのくらい効力があるのかは疑問です…。

 

 

☆今回の言葉☆

『法定相続分』

遺言がない場合は遺産分割の話し合いをすることになりますが、合意が出来ない場合は民法で定められた形で遺産を相続します。相続人には内縁関係の人は含まれませんが、たとえば隠し子がいたり離婚した相手が引き取った子どもには相続の権利が。法定相続は放棄をすることも可能。また相続は資産だけでなく借金も相続します。

参考)国税庁/相続人の範囲と法定相続分



takaman0123 at 21:26|PermalinkComments(0)

【第3回】それでもフリーランスには圧倒的に『賃貸派』が多い理由

フリーで仕事をしている人の収入(売り上げ)は、本当にピンキリ。かる~く年収1000万円以上稼いでいる人だってゴロゴロいるわけです。

 

それでも多くの人は賃貸生活を送っています。

 

なぜか?

 

答えは簡単。フリーランスには『社会的信用』がありません。

数十年前に比べればフリーという生き方の認知は高まっていると思いますが、認知と信用は別物。

納期を守りつつ質の高い仕事をし、ギャランティに対しても一切文句を言わずにクライアントから信用を勝ち取っても、社会的信用とは一切関係ないのです。

 

サラリーマンには信じられないかもしれないですが、賃貸マンションやアパートへの入居を断られることだってあるんですよ。それも、あほみたいな高級マンションではなくごくごく普通の家賃の部屋で。もちろん家賃を払う自信はあるのに。私もこれを2回経験しています。

 

『売り上げ1000万円のフリーランスより売り上げ500万円の会社社長のほうが信用力がある』

 

賃貸入居すら断られるんだから、銀行から戸建て建設やマンション購入のためにお金を借りるなんて至難の業。

一度、自宅近くに建つマンションのモデルルームを冷やかしにいったとき、営業マンが出てきて冷やかな目でこう言われました。

「うちのマンションって35年ローンだと毎月これだけの返済になるんです。大変でしょう…」

金額は私が払っている家賃+駐車場代より4万円ほど安い。それでも35年返済するのは無理と門前払いされるんです。

よって、売れてるフリーランスでも圧倒的に賃貸派が多くなる。こんな理由で家賃50万円の賃貸に住んでいるカメラマンだっているんです。

 

だったら会社にすればいいじゃん。当然そう思いますよね。

でもね、これが出来る人はフリーなんかにならず、独立と同時に会社を立ち上げています。

 

元来面倒くさいのが苦手な人が、フリーランスになっている。それも信用力のなさにつながるのでしょうね。

仕事はそこらの会社より真面目にやるんだけれど。

 

最近はノマドワーカーやフリーランスに憧れる人も多いと聞きますが、やるなら最初からきちんとしたほうがいいですよ。

 

 

☆今回の言葉☆

『フリーランス』

法人形態にせず一匹狼で仕事をしている人間のこと。仕事さえきちんとしていれば取引先からの信用はある程度得られるが、企業から見れば景気の浮き沈みによって簡単に切りやすい便利な使い捨て労働力でもある。また企業によってはフリーランスとは取引をしないというところも多々ある。それでもその企業と仕事をする場合、間に代理店が絡んできて上前を撥ねられる。



takaman0123 at 21:23|PermalinkComments(3)

2013年03月27日

【第2回】『賃貸vs持ち家』諸説あるが、子持ちにはやっぱ持ち家がいい

私が実家を出て一人暮らしを始めたのは1999年。29歳でフリーランスになった年です。

実家は都内なので出る必要はなかったのですが、「仕事でも独り立ちしたし生活も独り立ち!」なんて考えたのだと思います。

それから10余年。軽くバブッた時期もあったので、これまでに2300万円ほど家賃を払っています…。駐車場や更新料も入れると、3000万円近いかも。

 

独身時代は「気軽に住み替えられる賃貸って最高!」と思っていました。

ところが結婚して子供が生まれると、いろいろ不都合が…。

 

●保育園や学校の問題が出てくるので、気軽に引っ越せない。

70㎡以上あるファミリータイプは最低でも20万円以上出さないと借りられない。

●都心から離れれば安くなるが、仕事の都合で難しい。離れるなら別途事務所を借りないと…。すると結局家賃は20万円以上になってしまう。

 

そんなわけでここ10年ほどはマンション、あるいは一戸建てが欲しいなと思いつつ、子供が生まれる前から住んでいる家で騙し騙し生活しているんです。

 

おそらく多くのフリーランサーが私と同じように何かを我慢して賃貸で生活しているはず。

そこには大きな理由があるんです…。



takaman0123 at 22:09|PermalinkComments(0)

2013年03月25日

【第1回】社会的信用ゼロの私が頭金ほぼゼロで家を建てる?

フリーランスといえば、身分を保証してくれるものが一切ない業務形態。

しかもフリーの中でももっとも信用がない、世間から見るとかなり怪しい『フリーライター』を生業としております。

 

名刺さえ作れば誰でもなれるフリーライター。

技術など一切なくたってすぐにデビューできるんですから。

ほら、こうやってブログをひとつ書くだけだって、「俺?ライターだよ」って言えちゃう職業ですからね。

 

平日昼間に寝癖頭をぼりぼり掻きながらTシャツ&スウェットで地元をウロウロ…。

弁当屋のおばちゃんから「あんた、普段何やってんの?」と真顔で聞かれる私が、家を建てる決心をしました。

しかもいろいろ事情が重なり、かなりでっかい家を建てます。

 

2012年夏から動き出したこの計画。当初はブログにまとめるつもりはありませんでした。

でも信じられないくらい難題が降りかかってきているため、過程を公開することで少しは誰かの役に立つかもしれないと思いました。

 

ゆっくりとになりますが、焦らず綴っていこうと思います。

 

よろしくお願いします。

 



takaman0123 at 18:30|PermalinkComments(0)


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